
「英語ができるようになるには、文法をしっかり勉強しなきゃいけない」
そう思って文法書を買い、例外ルールを覚え、問題集を解いた。でも英語の記事を読もうとすると、やっぱり詰まる。
そういう経験をしたことはありませんか?
結論から言うと、英語の読解に細かい文法知識はほとんど必要ありません。必要なのは、文の構造(構文)を見抜く力です。
日本語の読書で、文法を意識したことはありますか?
少し考えてみてください。
あなたが日本語のビジネス書やニュース記事を読むとき、文法を意識して読んでいますか?
おそらく、していません。
それどころか、一言一句丁寧に読んでいないはずです。重要そうな箇所を拾いながら、ダラダラと続く比喩表現や言い回しは飛ばして、文章の骨格だけを追っているはずです。
これは「文法がわかっているから」できているのではありません。文の構造が直感的に見えているからできているのです。
主語はどれか、述語はどれか、この修飾語はどこにかかっているか。そういった構造を無意識に把握しているから、重要な部分と飛ばしていい部分を瞬時に判断できます。
英語も、やっていることは同じです
ネイティブスピーカーが英語を読むとき、文法ルールを頭の中で照合しながら読んでいるわけではありません。
文の構造が見えているから、どこが主語でどこが動詞か、修飾語がどこにかかっているかが瞬時にわかります。日本語の読書と同じように、重要な部分を拾いながら読み進めています。
日本人が英語で同じことをできないのは、文法知識が足りないからではありません。英語の文構造が直感的に見えていないからです。
細かい文法より、文構造の把握が大事な理由
文法の細かいルールをたくさん知っていても、長い英文を前にすると詰まる人は多いです。
なぜか。文法の知識と、実際の文を読むときの処理は、別の能力だからです。
たとえば、関係代名詞のルールを完璧に説明できても、それが長い文の中に登場したとき「あ、ここから修飾節が始まるんだな」と瞬時に見抜けるかは別の話です。
必要なのは知識として「知っている」ことではなく、文を読む瞬間に構造が見えることです。
読解に最低限必要な知識
細かい文法はいらないと言いましたが、文構造を把握するための最低限の知識は必要です。
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S(主語)、V(動詞)、O(目的語)、C(補語)、M(修飾語)の5要素
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関係代名詞節・分詞句・不定詞句が修飾語として文に挟まること
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文の骨格はSVで、それ以外はすべて修飾語と考えられること
これだけです。三単現のsの細かいルール、時制の一致の例外、仮定法の微妙なニュアンスの違い。そういった知識は、読解の速度や正確さにはほとんど影響しません。
文構造が見えるようになるとどうなるか
日本語の読書で自然にやっている「飛ばし読み」「重要箇所の見極め」が、英語でもできるようになります。
具体的には:
骨格を先につかんで読める
主語と動詞を最初に見つけてから、修飾語を補足的に読む。これができると、長い文でも意味がスムーズに入ってきます。
飛ばしていい場所がわかる
修飾語の長い節や、言い回しを変えているだけの繰り返しは飛ばせるようになります。英語の速読は、このスキルが土台になっています。
返り読みが自然となくなる
構文が見えると、前から順番に読んでも意味がつながります。末尾まで読んでから頭に戻る、という無駄な動きがなくなります。
では、どうやって構文を身につけるか
構文は、文法書を読んでも身につきません。実際の英文を使った反復練習が必要です。
ただ、自分で練習しようとすると「正しく構造を把握できているか」の確認ができません。間違った理解が固まってしまうリスクがあります。
効率的なのは、AIが自動でSVOCMを分解・表示してくれるツールを使い、自分の予測と照合しながら練習することです。
また、練習素材は教科書の例文より、自分が実際に読みたい英語の方が定着が速いです。仕事の英語記事、興味のあるYouTubeチャンネル。そういった素材で構文解析を繰り返すことで、実用的な読解力が身についていきます。
具体的なツールの選び方はこちらで解説しています。
→ 英語の構文解析アプリおすすめ3選|AIがSVOCMを自動で分解
まとめ
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英語の読解に、細かい文法知識はほとんど必要ありません
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日本語の読書で無意識にやっている「文構造の把握」「重要箇所の見極め」「飛ばし読み」は、すべて文構造の理解があってこそできることです
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英語でも同じことをするために必要なのは、文法ルールの暗記ではなく、英文の骨格(SVOCM)を見抜く感覚です
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文構造の理解を鍛えるには、AIの解析結果と照合しながら実際の英文で反復練習するのが最短ルートです
文法の細かい勉強で時間を使うより、構文解析の練習を積む方が、英語が読めるようになるスピードははるかに速いです。
Aki
Ta-doku 開発者 / 英語多読実践者
英語多読歴3年。自身の多読経験から生まれた課題を解決するため、YouTube×AI多読サービス「Ta-doku」を開発・運営しています。
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