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学習Tips
英語多読を初心者が始める方法|4ステップ

英語多読を初心者が始める方法|4ステップ

「英語多読をやってみたいけれど、自分の英語力で本当にできるのか不安」。初心者がまず感じるのは、この不安だろう。

安心してほしい。英語多読は、英語が苦手な人にこそ効果的な学習法だ。なぜなら「やさしい英語をたくさん読む」のが多読の本質だからだ。難しい英語を頑張って読む必要はまったくない。

この記事では、英語多読の初心者が今日から始められる具体的な4ステップを解説する。最初の1冊の選び方から、1ヶ月目の進め方まで、迷わず始められるようにまとめた。


英語多読は初心者こそ始めるべき理由

英語多読の初心者にとって、最大の魅力は「挫折しにくい」ことだ。

従来の英語学習は、難しい文法書を読んだり、単語帳を暗記したりする「苦行」になりがちだ。多読はその逆で、自分が楽しめるレベルの本を選び、楽しみながら読む。勉強という感覚が薄いため、続けやすい。

多読の効果は科学的にも証明されている。大量のインプットが言語習得を促進することは、第二言語習得研究の分野で広く認められている。

初心者が多読を始める際のハードルは、実はたった一つ。「最初の1冊をどう選ぶか」だけだ。ここさえクリアすれば、あとは読み続けるだけでいい。


ステップ1: 最初の1冊を選ぶ

初心者が多読で最も迷うのが教材選びだ。結論から言えば、Oxford Reading Tree(ORT)のStage 1から始めるのがベストだ。

なぜORTがベストなのか

  • 1冊の語数が30〜100語程度で、5分もかからず読める

  • 絵が豊富で、文字がほとんどなくても内容がわかる

  • イギリスの小学校の80%以上が使用している信頼性

  • 同じステージ内に10冊以上あり、同じレベルで十分な量を読める

「簡単すぎない?」と思うくらいでちょうどいい

初心者がやりがちなミスは、背伸びして難しい教材を選ぶことだ。「絵本なんて…」と思うかもしれないが、多読の鉄則は98%理解できるレベルから始めること。

最初の本は「簡単すぎて物足りない」と感じるくらいで問題ない。大切なのは「英語の本を1冊読み切った」という成功体験を得ることだ。この小さな達成感が、次の1冊を手に取る原動力になる。

ORTが手に入らない場合

Oxford Reading Clubのサブスクリプション(月額約1,000円)で約900冊が読み放題になる。無料で試すなら、Oxford Owlで約200冊が読める。

英語多読おすすめ教材をレベル別に紹介した記事で、ORTの他にも初心者向けの教材を詳しく紹介している。


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ステップ2: 多読三原則を守って読む

本を選んだら、「多読三原則」を守りながら読む。このルールが多読の効果を引き出す鍵だ。

原則1: 辞書を引かない

わからない単語があっても辞書を引かない。文脈から「たぶんこういう意味だろう」と推測する。Stage 1〜3のORTなら、絵を見れば内容はほぼわかる。

初心者にとって「辞書を引かない」は勇気がいるかもしれない。だが、ここが多読のポイントだ。辞書を引くと読む速度が落ち、大量に読むメリットが失われる。

原則2: わからないところは飛ばす

1語1語を完璧に理解する必要はない。全体の流れがつかめれば十分だ。

多読に求められるのは「正確さ」ではなく「量」。7〜8割の理解度で読み進めて問題ない。

原則3: つまらなければやめる

読んでいて面白くないと感じたら、その本はやめて次の本へ進む。「せっかく買ったのにもったいない」という気持ちは捨てよう。

多読では、1冊を無理に読み切るよりも、楽しめる本をたくさん読むほうがはるかに効果的だ。


ステップ3: 1ヶ月目のロードマップ

初心者の最初の1ヶ月は、「読む習慣をつくること」が最優先だ。具体的な進め方を紹介する。

第1週: 1日1冊、ORT Stage 1を読む

ORT Stage 1は1冊30〜100語。5分もかからない。1日1冊のペースで7冊読むと、約500語。「1週間で7冊読めた」という事実が自信になる。

第2週: 1日2〜3冊に増やす

1冊読むのに慣れたら、1日2〜3冊に増やしてみよう。Stage 1を読み終えたら、Stage 2に進む。Stage 2は1冊100〜200語で、まだ十分やさしい。

第3週: 1日15分の読書タイムを作る

「冊数」から「時間」に意識を切り替える。1日15分の読書タイムを固定する。通勤中、昼休み、寝る前など、毎日同じタイミングで読むのがコツだ。

第4週: 語数を記録し始める

ここまでに読んだ総語数を計算してみよう。1ヶ月で3,000〜5,000語は読めているはずだ。数字が見えると「もっと読もう」という気持ちが自然とわいてくる。

1ヶ月目の目標

項目目標
読んだ冊数30〜50冊
総語数3,000〜5,000語
YLレベル0.0〜1.0
読書時間1日15分を習慣化

数字はあくまで目安だ。達成できなくても問題ない。大事なのは「毎日読む習慣が定着したかどうか」である。


ステップ4: レベルアップの判断基準

同じレベルの本をたくさん読んでいると、「そろそろ次のレベルに進んでもいいかな」と感じるタイミングが来る。

レベルアップの3つのサイン

  1. 読むスピードが上がった: 以前より明らかに速く読めるようになった

  2. 理解度が上がった: ほぼ100%の内容を理解できている

  3. 物足りなさを感じる: もう少し読みごたえのある本を読みたいと思う

3つのうち2つ以上に該当すれば、次のステージに進んでいい。

レベルアップの注意点

一気にレベルを上げないこと。YL 0.5→1.0→1.5と、0.5刻みで段階的に上げるのが安全だ。新しいレベルで「ちょっと難しいかも」と感じたら、前のレベルに戻って問題ない。

英語多読の具体的なやり方で、レベルアップの詳しい基準を解説している。


初心者がやりがちな3つの失敗

最後に、初心者が陥りやすい失敗パターンを紹介する。

失敗1: いきなりハリーポッターを読もうとする

多読で人気のHarry PotterはYL 6.0〜8.0。初心者がいきなり挑戦すると、ほぼ確実に挫折する。Harry Potterは100万語読了後のご褒美として取っておこう。

失敗2: 「1日1時間」のような高すぎる目標を設定する

最初から高い目標を設定すると、できない日に罪悪感を感じて続かなくなる。「1日1ページ」「1日5分」で十分だ。ハードルは限界まで下げよう。

失敗3: 効果をすぐに期待する

多読の効果が実感できるまでには、少なくとも10万語(3〜6ヶ月)はかかる。「1週間やったけど何も変わらない」と感じても、それは当然のこと。焦らず、楽しむことを最優先にしよう。


まとめ

英語多読を初心者が始めるための4ステップを解説した。要点を振り返ろう。

  • ステップ1: ORT Stage 1から始める。「簡単すぎる」くらいがちょうどいい

  • ステップ2: 多読三原則(辞書を引かない・飛ばす・やめる)を守る

  • ステップ3: 1ヶ月目は「習慣づくり」が最優先。1日15分を目標に

  • ステップ4: 3つのサインが出たら次のレベルへ。0.5刻みで段階的に

まずは今日、ORT Stage 1を1冊読んでみてほしい。たった5分で「英語の本を1冊読めた」自分に出会える。

英語多読の全体像については、英語多読の完全ガイドでまとめている。

Aki

Aki

Ta-doku 開発者 / 英語多読実践者

英語多読歴3年。自身の多読経験から生まれた課題を解決するため、YouTube×AI多読サービス「Ta-doku」を開発・運営しています。

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