
SVOC・SVOCMの見分け方と練習問題まとめ
英語の文型がわからない。SVOCとかSVOCMとか言われても、どれがどれだか見分けがつかない——そんな悩みを抱えている人は多い。
文型の理解があいまいなまま長文読解に挑むと、主語と目的語を取り違えたり、修飾語に惑わされて文の骨格を見失う。結果として「なんとなく読んでいるけど正確に訳せない」状態が続いてしまう。
この記事では、SVOCMの基本から見分け方の3ステップ、練習問題10選までをまとめた。最後にSVOCMを自動で解析してくれるAIツールも紹介するので、ぜひ最後まで読んでほしい。
SVOCMとは?5文型の基本をおさらい
SVOCMとは、英文を構成する5つの要素のことだ。S(主語)・V(動詞)・O(目的語)・C(補語)・M(修飾語)の頭文字を取っている。
英語の文は、この5つの要素の組み合わせで「5文型」に分類できる。5文型を理解すると、どんなに長い英文でも骨格をつかめるようになる。
各要素の役割
| 要素 | 名前 | 役割 | 例 |
|---|---|---|---|
| S | Subject(主語) | 「誰が・何が」を表す | I, She, The dog |
| V | Verb(動詞) | 動作や状態を表す | run, eat, is |
| O | Object(目的語) | 動作の対象「〜を」を表す | a book, him |
| C | Complement(補語) | SやOを説明する | happy, a doctor |
| M | Modifier(修飾語) | 時・場所・方法など付加情報 | yesterday, quickly |
5文型の一覧
| 文型 | 構造 | 例文 | 日本語訳 |
|---|---|---|---|
| 第1文型 | SV | Birds fly. | 鳥が飛ぶ。 |
| 第2文型 | SVC | She is happy. | 彼女は幸せだ。 |
| 第3文型 | SVO | I read a book. | 僕は本を読む。 |
| 第4文型 | SVOO | He gave me a gift. | 彼は僕にプレゼントをくれた。 |
| 第5文型 | SVOC | She made me happy. | 彼女は僕を幸せにした。 |
ポイントは「M(修飾語)はどの文型にも追加できる」という点。Mは文の骨格には含まれないが、実際の英文にはほぼ必ず登場する。だからこそ、MとSVOCを区別する力が重要になる。
5文型それぞれの特徴を例文つきでもっと深く知りたい人は、5文型の見分け方を例文で完全解説も参考にしてほしい。
SVOC・SVOCMの見分け方3ステップ
文型の見分け方はシンプルだ。以下の3ステップを順番に確認すれば、どんな英文でも正確に分類できる。
ステップ1: V(動詞)を見つける
最初にやることは、文の動詞を特定すること。動詞が文の中心であり、文型を決定する最大のカギだ。
be動詞(is, am, are, was, were)なのか、一般動詞(run, make, give など)なのかを判断する。be動詞なら第2文型(SVC)の可能性が高い。
見つけ方のコツ:
-
主語の直後にある語を確認する
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助動詞(will, can, have)があれば、その後ろの動詞が本動詞
ステップ2: M(修飾語)を取り除く
次に、文からM(修飾語)を取り除く。Mとは「いつ・どこで・どのように」を表す副詞や前置詞句のことだ。
例文で見てみよう。
I read a book in the library yesterday.
「in the library」「yesterday」はどちらもM(修飾語)。取り除くと「I read a book」(SVO・第3文型)という骨格が残る。
Mを見分けるコツ:
-
前置詞(in, at, on, for, with など)で始まるフレーズはほぼM
-
取り除いても文の意味が成立するならM
-
副詞(quickly, always, very など)もM
ステップ3: SとO/Cの関係を確認する
Mを取り除いた後の骨格で、残った要素の関係をチェックする。ここが最大の分岐点だ。
| 確認ポイント | 該当する文型 |
|---|---|
| Vの後ろに何もない → | 第1文型(SV) |
| S = Cの関係が成り立つ → | 第2文型(SVC) |
| Vの後ろに目的語が1つ → | 第3文型(SVO) |
| Vの後ろに目的語が2つ → | 第4文型(SVOO) |
| O = Cの関係が成り立つ → | 第5文型(SVOC) |
具体例で確認しよう。
-
She looks happy. → She = happy が成り立つ → 第2文型(SVC)
-
She found a key. → She ≠ a key → 第3文型(SVO)
-
She found the movie boring. → the movie = boring が成り立つ → 第5文型(SVOC)
第2文型と第3文型で迷ったら「S = Vの後ろの語」が成り立つかを確認する。「She = happy」はOKだが「She = a key」は成り立たない。この判断だけで正確に分類できる。
SVOCMの練習問題10選
ここからは実際に手を動かして練習しよう。各英文のSVOCMを特定し、文型を答えてほしい。
問題
Q1. The cat sleeps on the sofa.
Q2. She became a teacher.
Q3. Tom plays tennis every Sunday.
Q4. My mother gave me a watch.
Q5. We call him Tom.
Q6. The flowers smell sweet in the garden.
Q7. She told me an interesting story yesterday.
Q8. The news made everyone sad.
Q9. He runs fast.
Q10. I found the problem difficult to solve.
解答と解説
Q1. The cat(S) sleeps(V) on the sofa(M). → 第1文型(SV)
- 「on the sofa」は前置詞句なのでM。取り除いても「The cat sleeps」で文が成立する。
Q2. She(S) became(V) a teacher(C). → 第2文型(SVC)
- She = a teacher の関係が成り立つ。becameはbe動詞と同じ「=」の働きをする動詞(リンキングバーブ)。
Q3. Tom(S) plays(V) tennis(O) every Sunday(M). → 第3文型(SVO)
- 「every Sunday」はM。Tom ≠ tennis なのでCではなくO。
Q4. My mother(S) gave(V) me(O1) a watch(O2). → 第4文型(SVOO)
- giveは「人に物を与える」で目的語が2つ。me ≠ a watch なのでSVOCではない。
Q5. We(S) call(V) him(O) Tom(C). → 第5文型(SVOC)
- him = Tom の関係が成り立つ。callは「OをCと呼ぶ」の形を取る代表的なSVOC動詞。
Q6. The flowers(S) smell(V) sweet(C) in the garden(M). → 第2文型(SVC)
- 「in the garden」はM。The flowers = sweet が成り立つ。smellはリンキングバーブ。
Q7. She(S) told(V) me(O1) an interesting story(O2) yesterday(M). → 第4文型(SVOO)
- 「yesterday」はM。me ≠ an interesting story なのでSVOCではなくSVOO。
Q8. The news(S) made(V) everyone(O) sad(C). → 第5文型(SVOC)
- everyone = sad の関係が成り立つ。makeは「OをCの状態にする」の代表的なSVOC動詞。
Q9. He(S) runs(V) fast(M). → 第1文型(SV)
- 「fast」は副詞(「速く」)なのでM。取り除いても「He runs」で文が成立する。
Q10. I(S) found(V) the problem(O) difficult to solve(C). → 第5文型(SVOC)
- the problem = difficult to solve の関係が成り立つ。findは「OがCだとわかる」の形を取る。
SVOCMを自動で解析するツール
練習問題を解いてみて「毎回手動で分析するのは大変」と感じた人もいるだろう。
実は、英文のSVOCMをAIで自動解析できるツールがある。Ta-dokuは、英語の長文を読み込むと、各文のSVOCMを色分けして自動表示してくれるWebサービスだ。
Ta-dokuのSVOCM解析でできること
-
英文を貼り付けるだけで、S・V・O・C・Mが色分け表示される
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ニュース記事や洋書の一節など、実際の英文で文型を確認できる
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手動では時間がかかる長文でも、一瞬で構造が見える
たとえば、BBCのニュース記事を読み込むと、一文ずつSVOCMがハイライトされる。主語がどこからどこまでか、修飾語がどの部分かが視覚的にわかるので、文型の理解が格段に深まる。
練習問題で基本を身につけた後は、こうしたツールを使って実際の英文で数をこなすのが上達への近道だ。
AIの構文解析ツールについてもっと詳しく知りたい人は、英語の構文解析をAIで自動化する方法も参考にしてほしい。
まとめ
この記事のポイントを振り返ろう。
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SVOCMとは: S(主語)・V(動詞)・O(目的語)・C(補語)・M(修飾語)の5要素で英文の構造を分析する方法
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見分け方3ステップ: (1)動詞を見つける → (2)修飾語Mを取り除く → (3)S=CまたはO=Cの関係を確認する
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第2文型と第3文型の判別: 「S = Vの後ろの語」が成り立てばSVC、成り立たなければSVO
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第4文型と第5文型の判別: 「O1 = O2」が成り立てばSVOC、成り立たなければSVOO
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実践が大切: 基本を理解したら、実際の英文で数をこなして感覚をつかむ
まずは今回の練習問題10問を復習して、見分け方の3ステップを体に染み込ませよう。慣れてきたら、Ta-dokuでニュース記事や洋書のSVOCM解析を試してみるのがおすすめだ。
SVOCMの知識を活かしてリーディング力を伸ばしたい人は、英語リーディング勉強法【速く正確に読むコツ】もあわせて読んでみてほしい。
Aki
Ta-doku 開発者 / 英語多読実践者
英語多読歴3年。自身の多読経験から生まれた課題を解決するため、YouTube×AI多読サービス「Ta-doku」を開発・運営しています。
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