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学習Tips
英語多読おすすめ本20選|レベル別に厳選

英語多読おすすめ本20選|レベル別に厳選紹介

英語多読は、続けさえすれば確実に英語力が伸びる学習法です。

ただし、多読の効果を最大化できるかどうかは「本選び」にかかっています。難しすぎる本を選べば挫折し、簡単すぎる本では成長を実感できません。

この記事では、初心者・中級者・上級者の3段階に分けて、多読におすすめの本を合計20冊紹介します。それぞれの語数やレベルの目安もあわせて掲載しているので、自分にぴったりの1冊が見つかるはずです。

多読の本を選ぶ3つの基準

おすすめ本を紹介する前に、多読で本を選ぶ際に守るべき3つの基準を押さえておきましょう。この基準を知っておくだけで、本選びの失敗を大幅に減らせます。

基準1: 98%理解できるレベルの本を選ぶ

多読研究の第一人者であるニュージーランドの言語学者は、効果的な多読には「テキストの98%を理解できること」が重要だと提唱しています。

100語あたり知らない単語が2語以下という水準です。この水準なら辞書を引かずに文脈から意味を推測でき、読書のリズムが途切れません。

実際に数ページ読んでみて「ほとんどわかるけれど、たまに知らない単語が出てくる」程度が理想的です。

基準2: 自分が興味を持てるテーマを選ぶ

多読の三原則に「つまらなければやめる」というルールがあるように、興味のない本を無理に読んでも効果は薄いです。

ミステリーが好きならミステリー、歴史が好きなら歴史もの、ファンタジーが好きならファンタジーを選びましょう。内容が気になって読み進めたくなる本こそ、多読に最適な本です。

基準3: 語数を意識して段階的にステップアップ

多読では「読んだ総語数」が成長の指標になります。

最初は1冊あたり500〜2,000語程度の薄い本から始め、徐々に5,000語、10,000語、30,000語と増やしていくのが理想的です。

薄い本でも「1冊読み切った」という達成感は大きく、次の本への意欲につながります。

初心者向けおすすめ7選(TOEIC 300〜500レベル)

英語多読を始めたばかりの人には、Graded Readers(学習者向けに語彙や文法を制限したシリーズ)や英語圏の児童向け絵本がおすすめです。「こんなに簡単でいいの?」と思うレベルから始めるのが成功のコツです。

No.タイトルシリーズ / 出版社レベル語数目安
1Oxford Reading Tree Stage 1-4ORT / Oxford初歩30〜200語/冊
2Frog and Toad Are FriendsI Can Read / HarperCollins初歩約1,700語
3Cambridge English Readers StarterCER / CambridgeStarter (A1)約2,000語
4Penguin Readers Level 1 各タイトルPenguin Readers / PearsonLevel 1 (A1)約2,000〜4,000語
5Oxford Bookworms Stage 1 各タイトルOBW / OxfordStage 1 (A1-A2)約5,000〜6,000語
6Who Was...? シリーズWho Was / Penguin WorkshopGRL: P-T約7,000〜8,000語
7Nate the Great シリーズNate the Great / YearlingGRL: K-M約1,500〜2,500語

1. Oxford Reading Tree (Stage 1-4)

イギリスの小学校で実際に使われている国語教材で、Kipper、Biff、Chipという3きょうだいの日常を描いています。Stage 1は1ページ1〜2語から始まり、絵を見るだけで内容が推測できます。

多読初心者がまず最初に手に取るべきシリーズです。薄い本をたくさん読むことで「英語を英語のまま理解する」感覚を養えます。

2. Frog and Toad Are Friends

アメリカの児童文学の名作で、カエルとガマガエルの友情を描いた短編集です。1話ごとが短く、やさしい英語で書かれているため、絵本の次のステップに最適です。

ユーモアのある温かいストーリーで、大人が読んでも楽しめる深みがあります。

3. Cambridge English Readers Starter

Cambridge English Readersはすべてオリジナルの書き下ろし作品で、ストーリーの質が高いのが特徴です。Starterレベルは基本語彙250語程度で構成されており、無理なく読み進められます。

全タイトルに音声が用意されているため、リスニングやシャドーイングの教材としても活用できます。

4. Penguin Readers Level 1

有名な映画や小説を簡単な英語にリライトしたシリーズです。Level 1は基本語彙300語程度で書かれており、The Great GatsbyやAnimal Farmなどの名作もラインナップに含まれています。

「あの有名作品を英語で読んだ」という体験が、多読のモチベーションを大きく高めてくれます。

5. Oxford Bookworms Stage 1

Oxford Bookwormsは多読用Graded Readersの定番シリーズです。Stage 1は基本語彙400語で構成され、1冊あたり約5,000〜6,000語。名作文学のリライトからオリジナル作品まで幅広いジャンルが揃っています。

Penguin Readersと並んで、多読中級へのステップアップに欠かせないシリーズです。

6. Who Was...? シリーズ

歴史上の偉人の伝記をやさしい英語で紹介するノンフィクションシリーズです。アインシュタイン、スティーブ・ジョブズ、マリー・キュリーなど、興味のある人物から選べます。

フィクションが苦手な人や、知識を得ながら多読したい人に向いています。挿絵も多く、読みやすい構成です。

7. Nate the Great シリーズ

小学生の少年探偵Nateが身の回りの謎を解決する児童向けミステリーです。1冊の語数が少なく、シンプルな英語で書かれているため、ミステリー好きの初心者にぴったりです。

「犯人は誰だ」という好奇心が読み進める原動力になり、多読が自然と習慣化します。

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中級者向けおすすめ7選(TOEIC 500〜700レベル)

Graded Readersを数十冊読み、英語で読むことに慣れてきた人には、ネイティブの子ども向けに書かれたチャプターブックや児童文学に挑戦する段階です。文章は長くなりますが、ストーリーの面白さが格段に上がります。

No.タイトル著者レベル語数目安
8Magic Tree House シリーズM.P. Osborne英検3級〜約5,000〜6,000語/冊
9Charlie and the Chocolate FactoryR. Dahl英検3級〜準2級約30,000語
10HolesL. Sachar英検準2級約47,000語
11WonderR.J. Palacio英検準2級約73,000語
12Diary of a Wimpy Kid シリーズJ. Kinney英検3級〜準2級約20,000〜25,000語/冊
13MatildaR. Dahl英検準2級約40,000語
14The WitchesR. Dahl英検準2級約35,000語

8. Magic Tree House シリーズ

兄妹のJackとAnnieが魔法のツリーハウスで歴史の世界を冒険するシリーズです。1冊あたり約5,000〜6,000語と短く、全60巻以上あるため語数を大量に稼げます。

4冊で1つの大きなストーリーが完結する構成になっており、「次の巻も読みたい」と思わせる仕掛けが多読の継続に効果的です。Graded Readersから児童書への橋渡しとして最適なシリーズです。

9. Charlie and the Chocolate Factory

児童文学の巨匠ロアルド・ダールの代表作です。貧しい少年チャーリーが手にしたゴールデンチケットから始まる奇想天外な冒険を描いています。

ダール作品の特徴であるユーモアと風刺が効いた文章は、英語独特の表現を楽しみながら学べる格好の教材です。映画を先に観ておくと内容理解がスムーズになります。

10. Holes

無実の罪で砂漠の矯正施設に送られた少年の物語です。現在と過去の2つの時間軸が交差するストーリー構成で、読み進めるほどに伏線が回収されていく面白さがあります。

Lexileスコア660Lで、児童書としてはやや高めの難易度ですが、文章自体はシンプルで読みやすいです。多読で長めの本に挑戦する最初の1冊として推奨されることの多い名作です。

11. Wonder

顔に障害を持つ少年Auggie が初めて学校に通い始める物語です。複数の登場人物の視点で語られる構成が特徴で、約73,000語とボリュームがありますが、各章が短く区切られているため読み進めやすいです。

感情に訴えるストーリーで、英語を読みながら自然と涙が出る体験ができます。中級者が長編に挑戦する際に選ばれやすい1冊です。

12. Diary of a Wimpy Kid シリーズ

中学生の少年Gregの日常を日記形式で描いたコメディです。手書き風のイラストがページ全体に散りばめられており、文字だけの本に比べて心理的なハードルが低いのが特徴です。

アメリカの中学生のスラングや口語表現を自然に学べます。笑いながら読めるため、多読のモチベーション維持に最適です。

13. Matilda

天才少女Matildaが理不尽な大人たちに立ち向かうロアルド・ダールの傑作です。ダール作品の中でも特に読みやすく、不思議な力を手に入れた少女の痛快なストーリーが読者を引き込みます。

Charlie and the Chocolate Factoryを楽しめた人は、次の1冊としてこの作品に進むのがおすすめです。

14. The Witches

祖母から魔女の存在を教えられた少年が、本物の魔女たちと対決する物語です。ダール作品の中でも特にスリリングな展開で、ページをめくる手が止まらなくなります。

ダークなユーモアと予想外の結末が、英語で物語を読む楽しさを実感させてくれる1冊です。

上級者向けおすすめ6選(TOEIC 700以上レベル)

児童書を十分に楽しめるようになった人は、YA(ヤングアダルト)小説やノンフィクションに挑戦しましょう。語彙も文章構造も一段階上がりますが、この段階を超えると一般的な英語の書籍を自由に楽しめるようになります。

No.タイトル著者レベル語数目安
15Harry Potter and the Philosopher's StoneJ.K. Rowling英検2級〜約77,000語
16The GiverL. Lowry英検2級約43,000語
17Tuesdays with MorrieM. Albom英検2級約40,000語
18The Curious Incident of the Dog in the Night-TimeM. Haddon英検2級〜準1級約60,000語
19FactfulnessH. Rosling英検準1級〜約80,000語
20EducatedT. Westover英検準1級〜約96,000語

15. Harry Potter and the Philosopher's Stone

世界中で4億部以上売れたファンタジーの金字塔です。魔法界の専門用語が多く出てきますが、シリーズ全体を通して同じ語彙が繰り返されるため、読み進めるほどに理解しやすくなります。

1巻は約77,000語ですが、児童書を多読してきた人にとっては意外なほど読みやすく感じるはずです。全7巻で合計約110万語あるため、このシリーズだけで多読の100万語達成が可能です。

16. The Giver

感情も色も記憶も管理された「完璧な社会」に生きる少年が、記憶の継承者として過去の記憶を受け取り始める物語です。約43,000語と比較的コンパクトながら、深いテーマを扱っています。

語彙や文法は比較的シンプルですが、抽象的なテーマを英語で考える訓練になります。読後に誰かと感想を語り合いたくなる1冊です。

17. Tuesdays with Morrie

余命わずかの元大学教授と、かつての教え子が毎週火曜日に語り合うノンフィクションです。人生、死、愛、仕事について短い章で綴られており、1章ずつ読み進めやすい構成です。

フィクションが苦手な人でも入りやすい実話ベースの作品で、使われている英語も平易で読みやすいです。

18. The Curious Incident of the Dog in the Night-Time

自閉症スペクトラムを持つ15歳の少年が、近所の犬の死の謎を解こうとする物語です。主人公の独特な視点で語られるため、シンプルな文体で書かれています。

数学や論理が好きな人に特におすすめです。主人公の視点を通して、日常の世界を新しい角度から見る体験ができます。

19. Factfulness

スウェーデンの公衆衛生の専門家が書いた、データに基づいて世界を正しく見るための入門書です。チャートやグラフが豊富で、論理的な文章構成のため、ビジネス書を英語で読む練習に最適です。

日本語版を先に読んでいる人も多く、内容を知った上で英語版に挑戦するとスムーズに読み進められます。

20. Educated

アメリカの奥地で学校に一度も通わずに育った女性が、独学でケンブリッジ大学の博士号を取得するまでの自伝です。約96,000語と長めですが、次々と展開する衝撃的なエピソードが読者を引き込みます。

英語力の最終目標である「一般向けノンフィクションを楽しんで読める力」を確認できる1冊です。

多読本の入手方法3つ

多読を続けるには、本の入手しやすさも重要です。コストを抑えながら大量の本にアクセスできる3つの方法を紹介します。

方法1: Kindle Unlimited

Amazonの定額読み放題サービス(月額980円)で、多読向けの洋書を大量に読めます。

Penguin ReadersやOxford Bookwormsなどの主要Graded Readersは含まれていませんが、パブリックドメインの名作や、英語学習者向けに書かれたオリジナル作品が豊富です。

Kindleの辞書機能を使えば、単語をタップするだけで意味を確認できるため、多読の「辞書を引かない」原則を守りながらも、どうしても気になる単語だけ確認するという柔軟な使い方ができます。

方法2: 公共図書館

意外と知られていませんが、日本の公共図書館には英語の絵本やGraded Readersが揃っているところが多くあります。特に大学図書館は多読用の蔵書が充実している傾向があります。

完全に無料で利用でき、図書館によってはOxford Reading TreeやPenguin Readersを数百冊単位で所蔵しているケースもあります。まずは近くの図書館の蔵書を検索してみましょう。

方法3: Oxford Reading Club

Oxford University Pressが提供するサブスクリプション型の多読アプリです。月額990円程度で、Oxford Reading TreeやOxford Bookwormsなど1,000冊以上の本がアプリ上で読み放題になります。

辞書機能、音声再生、クイズ機能なども搭載されており、多読を効率的に進めるための機能が充実しています。Oxford系の教材を中心に多読を進めたい人に向いています。

多読と組み合わせると効果的な学習法

多読は「大量のインプット」として非常に効果的ですが、他の学習法と組み合わせることで、英語力の伸びをさらに加速できます。

多聴との併用

読んだ本の音声版を聴く「多聴」を組み合わせると、リーディングとリスニングの両方が同時に鍛えられます。Graded Readersの多くは音声データが付属しているため、読んだ後に聴く、聴きながら読むといった活用ができます。

読書記録をつける

読んだ本のタイトル、語数、感想を簡単に記録しましょう。累計語数が可視化されると、達成感がモチベーションにつながります。10万語、30万語、100万語といった節目を目標にすると、継続しやすくなります。

デジタルツールの活用

紙の本だけでなく、アプリやWebサービスを活用すると多読の幅が広がります。

たとえば「Ta-doku」(https://ta-doku.com )は、英語多読に特化したデジタルプラットフォームです。多読向けのコンテンツが揃っており、レベルに合った素材を見つけやすい設計になっています。デジタル多読を始めたい人は、こうしたサービスを活用すると効率的に読書量を増やせます。

よくある質問

Q. 多読は1日何分くらい読めばいいですか?

最初は1日10〜15分で十分です。大切なのは時間の長さではなく、毎日続けることです。慣れてきたら自然と読書時間が伸びていきます。無理に長時間読もうとすると挫折の原因になるため、短時間でも毎日読む習慣を優先しましょう。

Q. 知らない単語が出てきたらどうすればいいですか?

多読の原則では「辞書を引かない」とされています。知らない単語は前後の文脈から推測するか、飛ばして読み進めましょう。1ページに3語以上わからない単語がある場合は、その本はまだ難しすぎる可能性があります。レベルを1つ下げることを検討してください。

Q. 日本語訳がある本を選んだほうがいいですか?

日本語訳を先に読んでから英語版に挑戦する方法は、特に初心者に効果的です。内容を知っている状態で英語を読むと、未知の単語があっても推測しやすくなります。ただし、必ずしも日本語訳がある本を選ぶ必要はありません。

Q. 多読で本当に英語力は上がりますか?

多読研究では、100万語以上読んだ学習者にTOEICスコアの向上やリーディング速度の改善が見られることが報告されています。ただし効果を実感するには最低でも数十万語は読む必要があります。すぐに結果を求めず、長期的な視点で取り組むことが重要です。

まとめ

英語多読の本選びは「98%理解できるレベル」「興味のあるテーマ」「語数を意識した段階的なステップアップ」の3つの基準で行いましょう。

この記事で紹介した20冊は、初心者はOxford Reading TreeやGraded Readersから始め、中級者はMagic Tree HouseやRoald Dahl作品で語数を伸ばし、上級者はHarry PotterやFactfulnessで実力を確認するという流れで設計しています。

多読は、正しいレベルの本を選んで読み続ければ、確実に英語力が向上する学習法です。まずはこの記事の初心者向けリストから1冊を選び、今日から多読を始めてみてください。

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Aki

Aki

Ta-doku 開発者 / 英語多読実践者

英語多読歴3年。自身の多読経験から生まれた課題を解決するため、YouTube×AI多読サービス「Ta-doku」を開発・運営しています。

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